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久地園の年長児が3泊4日の群馬下仁田キャンプに行きました

目にみえるだけでなく見えないところでも、じっくりと長い時間をかけて育み育まれながら “ひと”に成るプロセスが成長なのです。そこには、意味のある実体験の積み上げが必要です。
体験の積み上げとしての経験が生きるすべとして活かされるときに、『経験知』となりよりよく生きる力となると私は考えています。
そのためには、ちょっと頑張って背伸びをする、楽しみながらもちょっと真剣に緊張する課題であることに意味があるのです。
3歳児以上の幼児が大きな背伸びやチャレンジに取り組むときには、保育者との信頼関係や配慮以上に仲間の支え合いと共同性が必須となるのです。

先月7月に久地園の年長児が3泊4日の群馬下仁田キャンプに行きました。
川遊びやこんにゃく作りなど多彩なプログラムの中で、大きなチャレンジとして山登りにも挑戦しました。
以前は必ずミステリツアーと称して取り組んでいた山への探索プログラムが台風の影響でルートが寸断されたことで4年間取り組めずにいました。下見の際に町役場に確認するとやっとルートが修復されて入山できるということでこのプログラムを再開しました。
ところが、数名の子どもが山のぼり自体に不安がり、最大の楽しみでありチャレンジである山の中腹にある鍾乳洞への探検では、大泣きする子が出ました。
率直に書かせていただきますが、私は数十年こうしたプログラムを実施してきて、私の経験知を最大限に活かして配慮とサポート体制を尽くしたなかで、ここまでおびえたり泣く子を見たことがありませんでした。
でも、RちゃんやSちゃんが、その子に寄り添って「パパ先生がこわければ泣いてもいいって言ってたでしょ」みんなで作ったミサンガの3つの珠を見せながら「勇気・やる気・元気でがんばろう」と励ましている姿に感動すると同時に、ともに育ちあう仲間の存在の大切さを実感することもできました。
同時に、今回の背景には、なにか私たちにも振り返ることがあったのかと頭の中でいろいろな思いがかけめぐっています。
今後の取り組みかたや方法の工夫は考えていきたいと思います。困難に挑んだり、それを乗り越える体験が少ないからだろうか、もっと段階を踏んだステップを考える必要があったのか。今後のぶどうの宿題にしたいと思っています。

全体としてみれば、年間テーマであるおもしろがるときめき×おもしろがるひらめきが展開できた楽しく充実した4日間であったとふり返っています。
今回のキャンプに初めて参加したスタッフが、年長児がこんなにできると思ってもみなかった。普段の保育からは見ることができないたくましい子どもたちの姿に感動したと言っていました。
おなじ体験をしても、不安や心配に焦点を当てるのか、やればできる可能性と自己信頼に焦点を当てるのかで、同じ体験の意味づけは違ってきます。
不安や心配に焦点が当たれば、我慢や耐性が弱くストレスにももろくなると思います。
ただ、やりたいけどできない、不安や心配でこわい、自信がないなど、子どもの内面では常に葛藤の連続が起こります。
その葛藤を乗り越え、どうしたらいいか考える力や、こうしたネガティブな感情をぐっと我慢してやり切った達成感は、ポジティブな自尊心を育むのです。ですから、今回のことも、だからダメと決めつけてはなりません。
今回は負荷が大きすぎたのかもしれませんが、子どもを信じてかならず乗り越えて成長していくことをじっくりと“待つ”こともあきらめていません。
気持ちの課題を含めて適切で効果的な問題解決の能力は、困難や障害を乗り越えることを容易にします。
それは自らの人生の財産となり、しなやかでたくましい一生ものの生きる力となるはずです。
自尊心と問題を解決する力のふたつがあれば、良好な人間関係や人生の成功という良い結果を得られる可能性が大きくなるという私の信念に変わりはありません。

「寄りかかるべき人でなく寄りかかることを不必要にさせるべき人、それが母であり、教育者である・・・」とD.Cフィシャーがいうように、子どもたちがこれから歩む人生は、転ばぬようにけがさせぬようにと前もって石を取り除くようなセーフティネット付で一生を生きてはいけないのです。
幼児期を含めた子どもの時代に人生を自立して生きていける土台を造ってやるのが大人の務めです。
ですから、私はこのようなよりよい成長のための経験知を育むような取り組みを、これからも続けていきたいと思っています。
                                                ぶどパパ先生より
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テーマ : 子供の成長
ジャンル : 育児

プロフィール

ぶどパパ&ぶどママ

Author:ぶどパパ&ぶどママ
平成13年にぶどうの木を設立してから、私夫婦が保護者向けの園だよりに毎月掲載してきたものを、ブログで公開しているものです。
内容は、私たちが関わってきた児童養護施設や保育園、学習塾や様々な子育て応援を通して、子ども子育てを中心にその実践を踏まえた思いや願いなどを綴ってきたものです。
私たちの子ども子育ての実践を「ぶどうスタイル子育て」として確立して行きたいと同時に、広く紹介して少しでも子育てに悩んでいる親へのヒントや支えにしていただければと思っています。

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