スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『泣く』とは?

今月は「泣く」をテーマに考えてみたいと思います。
私は涙もろいのでよく泣きます。
本や映画やテレビをみても、人の話しを聞いて共感してはすぐ涙が出ます。
3月は卒園式や謝恩会など別れの季節なので、私の場合、おそらく1年を通して一番泣く月です。
なぜ泣くのか?お別れするのが悲しい、寂しいというだけではありません。
小さかった子どもたちが立派に成長して巣立っていく姿に、感動しうれしくて感慨無量という状態での「涙」です。
その他にも、「悔し泣き」「もらい泣き」「うれし泣き」など、感情はちがっても涙はさまざまなシーンで出るものです。

子どもの頃はそれを自然と当たり前のように「泣く」ことが出来ていました。
しかし、大人になるにつれ、それが出来なくなってきます。
誰かに対して気遣ったり「泣いたら迷惑」「泣いたら嫌がられる」「泣いたら馬鹿にされる」「泣いたら弱く見られる」など、自分を守ろうとするとき、泣きたくても我慢してこころの中に封じ込めてしまうことがあるかもしれません。

「涙――人はなぜ泣くのか」(石井清子訳 日本教文社1990年刊)の著者である、アメリカのウィリアム・H・フレイ博士は、1985年に涙の研究で注目されました。
博士の研究によると涙の種類は3つあるという。

(1)基礎分泌による涙
(2)刺激による涙
(3)感情による涙


そして基礎分泌による涙や刺激による涙と、感情による涙の成分には違いがあることを発表しました。
そして、タマネギを切ったときに出た涙と、映画に感動して出た涙を分析して、成分の違いを比較しました。
すると、映画に感動して出た涙、つまり感情による涙からは、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が検出されました。
このACTHは、ストレス反応として分泌されたホルモンなので、泣くことで体の外へ涙と一緒にストレスが出て行っているということになります。
これを検証するため東京女子医科大学では、涙を流す前と後での、血液中のストレスホルモンの測定すると、涙を流した後ではACTHが減少していたそうです。
感情の涙を流すと、ストレスが去りすっきりするというわけです。

4月、入園した子どもたちは、ママ、パパと「涙・涙」で離れます。
今は、すぐに立ち直って遊び始めますが、慣らし保育の時は、思い出しては泣き、また思い出しては泣きの連続でした。
「ママがいいよね~。そうだね、悲しいよね・・・」と子どもたちの泣きを、心のうちにある分離による不安な感情を訴える言葉として、根気よく気長に受け止め、抱き切ることで、子どもたちは私たち保育者の存在に安心しながら、愛着の関係が形成されることで笑顔を見せてくれるようになります。
ですから、子どもの「泣く」を肯定的に受け止め、様々な気持ちや感情を心に閉じ込めずに自由に表現できるようにしてやりたいと思っています。

今年度の保育のテーマは
「善く観る×善く聴く
        =共感と対話」


乳児期や幼児前期の0歳から2歳の子どもたちの言葉にできない、言葉にならない“涙”も丸ごと受け止めて共感したいと思います。
言葉でのやりとりができる3歳児以降の幼児についても、言葉の裏側になる気持ちを受け止めて、気持ちと気持ちの応答の関係をベースにした対話を重ねていきたいと思います。
そのためにも、子どもを肯定的に善く観ること・善く聴くことが大切になると思います。
当然、保護者の皆さんとも共感と対話を通して、信頼関係を築いていきたいと願っています。
ストレスは脳にもよくありませんよ。
涙を流すことは、脳の老化予防にもなるのです。
だから、うれしいときも悲しいときも、泣きたいときに泣くのは、若々しくいきいきと生きていく秘訣かもしれません。
疲れたなぁ、精神的にきついなぁと感じたら、感動する映画を観たり本を読んだりして、おおいに泣きましょう!
そして、ひとと「共感と対話」する一年していきましょう!
                   ぶどママ先生より
スポンサーサイト

テーマ : 保育園
ジャンル : 育児

プロフィール

ぶどパパ&ぶどママ

Author:ぶどパパ&ぶどママ
平成13年にぶどうの木を設立してから、私夫婦が保護者向けの園だよりに毎月掲載してきたものを、ブログで公開しているものです。
内容は、私たちが関わってきた児童養護施設や保育園、学習塾や様々な子育て応援を通して、子ども子育てを中心にその実践を踏まえた思いや願いなどを綴ってきたものです。
私たちの子ども子育ての実践を「ぶどうスタイル子育て」として確立して行きたいと同時に、広く紹介して少しでも子育てに悩んでいる親へのヒントや支えにしていただければと思っています。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。