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子どもひとり一人を大切にする子ども主体の子育て

私の友人Kさんは、高校生を頭に3人の男の子を育てています。
ぶどうの実を開園した当初からのお付き合いですから、出会ったころは一番上のお兄ちゃんがまだ3、4歳、一番下の子はまだ産まれていませんでした。
Kさんは、3人のお子さんを子育て仲間たちとの自主保育で育て合いながら、同時に地域の中で子育て支援活動を展開する団体のリーダー的存在としても活躍していました。

自主保育というのは、保育園や幼稚園のような施設に子どもを預けずに、母親たちがお互いに預け合い育て合っていくというものです。
ぶどうの実の子どもたちを連れて、夢パークや様々な公園に遊びに行くと、よくKさん親子を含めた自主保育のサークルの方々とよく会うことがありました。
ぶどうの実では、多少寒くても、暑くても、雨の日でも、外遊びに行きます。
そんな時には夢パークや公園は、Kさんのサークルとぶどうの実の子どもたちだけの占有になることがよくありました。
ですから、悪天候でも外遊びをあたり前で、泥んこになり、裸足で走り回り、自由にのびのび遊んでいる様子が、ぶどうの子どもたちと共通していました。
そんなKさんは地域の中で子育て支援活動を、今でもライフワークとして実践されています。

先日Kさんに、息子さんたちの成長ぶりをお聞きする機会がありました。
一番上のお兄ちゃんは神奈川県屈指の進学校である多摩高校に在籍しており、生徒会活動などいきいきと学校生活を楽しんでいるそうです。
下の息子さんたちもバスケットやレスリングで活躍し、学校の運動会では騎馬戦で大将になり大活躍したそうです。
その時、賞賛を受けながらも、いつも弱くて負けている騎馬の女の子が、周囲を取り囲まれ狙われたのに死守して頑張ったおかげなんだと謙虚に話す息子に、じ~んと来たと話されていました。
かように3人共に心優しく、文武に優れて成長しているということでした。
子どもたちのエピソードを語るKさんの表情は、子育ての不安や迷いが一切無縁のすがすがしく喜びに満ちたものに感じられました。
私が「なんでそんな素敵な子育てができたの?秘訣は?」と聞いたところ、「何もしていない」と謙遜するKさん。
「ただ、子どもの育つ力を邪魔しないようにだけ心がけてきたの」
「あとは、子どもが出かける時には、必ず玄関に見送りに出ていること。もし、もう会えなくなったらと、子どもとの一瞬一瞬を大切にしよう、後悔しないようにしようと思っている」
と照れ笑いしながら話すKさん。
子どもたちとの今を大切に積み重ねて、子どもたちと真摯に向き合っているんだと感動しました。
Kさんのブレない自然体の子育ての姿勢に、改めて多くのことを気づかされました。

一方では、親が子どもの能力を開化させたいと願い、幼児期から習い事をたくさんさせたり、小学校受験のためにスパルタで早期教育するという話をよく耳にします。
親の教育方針ですから、良し悪しを言うつもりはありません。
しかし、早期教育として習い事をたくさんさせたから、子どもがより良く育つというわけではないかもしれない。
むしろ乳幼児期の今の一瞬一瞬を大切にし、その子のありのままの主体を思う存分保障されることが大切なのではないかと、Kさんの子育てを通して改めて思うのです。

先日、白梅学園大学の汐見稔幸先生の「21世紀にふさわしい新しい保育実践の創造」と題する研修会で、興味深いデータを聞きました。
「自然体験の豊かな子のほうが、正義感が強い」
「お手伝いをよくする子は正義感、道徳観が強い」
「運動能力はどんどん低下し、最近の5歳児の運動能力は25年前の3歳児とほぼ同じ」
さらに「積極的に運動指導をしている幼稚園、保育園の方が子どもたちの運動能力が高いのかと思ったところ、反対に子どもたちが自発的に遊びのルールを決め運動している子どもたちの方が有意に高いこと」がわかったのです。

私は、ぶどうの実が子どもたちの中に大切に育てたいと思って取り組んでいることの方向性に間違いはないと改めて確信しました。
情報に振り回されずに、独り善がりにならずに、子どもを善く観て・善く聴いて・共感と対話を通して丁寧に「子どもひとり一人を大切にする子ども主体の保育」を実践したいと思っています。
というわけで、これからも泥んこの服や運動靴のお洗濯・・・この場を借りてよろしくお願いしますね。 
                         
                    ぶどママ先生より
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プロフィール

ぶどパパ&ぶどママ

Author:ぶどパパ&ぶどママ
平成13年にぶどうの木を設立してから、私夫婦が保護者向けの園だよりに毎月掲載してきたものを、ブログで公開しているものです。
内容は、私たちが関わってきた児童養護施設や保育園、学習塾や様々な子育て応援を通して、子ども子育てを中心にその実践を踏まえた思いや願いなどを綴ってきたものです。
私たちの子ども子育ての実践を「ぶどうスタイル子育て」として確立して行きたいと同時に、広く紹介して少しでも子育てに悩んでいる親へのヒントや支えにしていただければと思っています。

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